人付き合いが怖いは、健全な反応

全員に好かれたいと思うとかえって気持ち悪がられる

人と話すのが苦手で、面接すら怖い。そう言って通所を始める方が、実は一番多い。

不思議なもので、うちでは特別なコミュニケーション訓練なんてしていない。ハウスクリーニングでも内職作業でも、みんなで同じ作業をしているうちに、勝手に会話が生まれる。

なぜだろうかと考えたことがある。答えは単純だった。「話すこと」を目的にすると身構えるが、「作業すること」の中で自然に出てくる言葉には力が入らない。だから続く。

横浜市南区で、働き方だけでなく人との関わり方も一緒に立て直したいと考えている方へ。うちの現場で実際に起きていることを書いてみます。


コミュニケーション能力を高める場
話すために来るわけじゃない、が結局話すようになる

  • 目的に合わせた会話からはじめよう

    清掃、梱包、シール貼り、パソコン作業。どれも黙々とできる作業だ。

    でも人はそう長く黙っていられない。「これ、こうした方が早くないですか」「昨日のあれ、どうなりました」。作業の合間にぽつぽつと言葉が出る。

    これが積み重なると、いつの間にか「あの人がいると安心する」という関係になる。狙って作ったものじゃない。作業を一緒にしてきた時間が、そのまま関係になっただけだ。


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  • 自信は「褒められる」より「頼られる」で育つ

    新しく来た人に、少し得意なことを持っている人が教える場面がよくある。教える側は、実はこの瞬間が一番顔つきが変わる。

    「自分にもできることがある」を、言葉で説明されるより先に、体で分かってしまう。これが一番早い。


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支援内容とプログラムの紹介

就業体験、生活スキル、メンタルサポート。分けて説明すると立派に聞こえるが、現場ではこの三つはだいたい同時に起きている。

作業をしながら生活リズムが整い、生活が整うと気持ちが安定し、気持ちが安定すると人と話せるようになる。順番通りには進まない。行ったり来たりしながら、少しずつ重なっていく。

専門職(理学療法士、介護福祉士、公認心理師、精神保健福祉士)がいるのは、この「行ったり来たり」を無理に一直線にしようとしないためだ。焦らせない代わりに、止まったままにもしない。そのさじ加減を見ているのが仕事だと思っている。


住宅リフォーム7

ある利用者の話

軽作業から始めて、半年ほど経った頃だったと思う。最初はほとんど口を開かなかった方が、新しく入ってきた人に作業のコツを教えている場面に出くわした。

こちらが何かしたわけではない。ただ、同じ場に居続けただけだ。

人間関係というのは、意図して「築こう」とすると大体うまくいかない。むしろ、何かに集中している人同士の方が、自然に距離が縮まる。うちで見ているのは、そういう場面ばかりだ。


自分を知り、成長するプロセス


自己理解、と言うとやや大げさに聞こえるかもしれない。実際にやっていることはもっと地味だ。

「今日はどの作業が一番やりやすかったか」を、月に一度、一緒に振り返るくらいのことしかしていない。

それでも続けていると、本人も気づいていなかった得意・不得意が輪郭を持ち始める。イラストが得意だと分かればロゴを頼み、細かい作業が得意だと分かれば検品を任せる。

強みは、探すものというより、やっているうちに勝手に浮かび上がってくるものだと思う。


美容室2

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